テレビ東京 ドラマ24【きのう何食べた?】#9
サブタイトル:具沢山ナポリタン
原作エピソード:#32、#37
作中紹介レシピ
- 具沢山ナポリタン(レシピ説明無し)
- 梅干茶漬け
- ミネストローネ
- かぶのサラダわさびドレッシング
- きのことツナとかぶの葉の和風パスタ
レシピ以外
- 切り干し大根の煮付け(作り置き)
- コーヒー
結婚式にて ※シロさん
- ビュッフェスタイル披露宴料理(ソースが美味らしい)
- シャンパン
居酒屋にて ※ケンジ
- トマトのスライス
- ゴボウスティック
- 焼酎お湯割り(梅干し)
※二人ともほとんど料理を口にできなかった。
第9話は、指輪を買う回であり、パスタ回です。
原作だと“結婚式での結界”という名目で、かなり簡素にシロさんが買ってくれて、それをケンジが喜んでいるってイメージが強かった気がしていましたが、ドラマではリアルなプロポーズになってて、それはもうケンジが幸せそうだしビックリしてるしガッカリしてるしで楽しかったです。
日付は9月15日、同期で同い年の弁護士の結婚式に参加する筧史朗(見た目30歳代、独身)は会場で歳がばれてしまい、参加していたアラフォー女性にモテモテとなります。幸せ絶頂の新婦の心までちょっと揺るがしてしまう、罪な男は残念ながらゲイなので、言い寄ってくる女に対する結界がほしくなります。
新郎役が、原作の見たまま通りの人をもってくるまでは予想できたんですが、バッファロー吾郎Aさんだとは思ってなかったです。とにかくこの時間帯って芸人さん起用しますよね。新婦はもう少し綺麗な人だと原作イメージなのに(失礼)。
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シロさんが結婚式参加と言う事で、美容室店長と居酒屋で夕食となったケンジは、店長がお客さんと浮気していて、しかもそれが娘さんにバレちゃたという相談を持ちかけられます。
しかし二人のテーブル、会話もそうだけどゴボウ揚げとトマトのスライスだけって。しかも呑んでいるの二人して焼酎のお湯割り(梅干入り)って、ホントおっさんやんか。
オシャレな店では場に合わせて女子らしいカクテルを頼むのに(まあ、ジルベール航に張り合った感はいなめない)、こーゆーところでは! シロさんの前では気を遣って、乙女なところしか見せないんでしょうか。 どうやら店長・ヒロちゃんとは同い年で付き合いも長いみたいです。
こちらもマキタスポーツさんですもんね。ホントに枠が広い。
余談ながら、こちらの書籍、お勧めです。
結婚式から帰宅したシロさんはモテモテでクタクタ。高いご祝儀を払っていたのに、会場では料理にほぼほぼ手が出せなくて、しょうがなくパスタを作ることにします。
今回、サブタイトルだった『具沢山ナポリタン』ですが、一人用のためかレシピ説明無しで淡々と進みます。ケチャップを使い切りたいという理由からナポリタンだったんですけど、調理姿しか出てないんですよね。だとしたら、サブタイトルは『ミネストローネと和風パスタ』にすべきじゃないかと、わりとどうでもいいことを思っていたりします。
具沢山にできるというのなら、作り方も教えてくれ、所詮モノローグなんだから。
味気なくただ黙々とナポリタンと作り置きの切り干しを食べ終わって、お片付け。皿を洗いながら、自分が毎日一汁三菜に拘って作っている食卓を思い、ケンジの席を見つめます。
シロさん(あいつの存在って大…つくづく健康に良いな!)
言葉を濁して言い換えるシロさん。モノローグなのにご丁寧に。いいじゃないか、大事って言えば、所詮モノローグなんだから!
食事を終え、ソファーでくつろいでいたところでケンジが帰宅します。店長と呑んできたけど相談が重くて、ほとんど何も口にできなかったと言うケンジのために、シロさんは再びキッチンへ。冷凍ご飯が少なめなので、すぐにお湯を沸かして梅茶漬けを作ってあげる気の使いようです。手を洗って戻って来たケンジのテンションも上がりますよ。
シロさん「俺とおそろいで、指輪買ってやるって言ったらどうする?」
頬杖ひきょうだろう、西島さん!
そんな大事なセリフをなぜふっと日常感漂わせて言い放っているんだよ。
世の女性がキュン死するのって、これだろ? そして世の男性が飛べないハードルを数段階上げてんじゃねーよって思うとこ、これだからな!
案の定、震えるほど呼吸が止まるほどに驚くケンジ、
からの、
屋探れるケンジ、
からの、
乙女のようにときめくケンジ。
ああ、内野さんすごい。
シロさん「買ってくればいいじゃん。そしたらほら、安上がりじゃ…」
ケンジ「いーえ! それはできません!」
最近、中村屋のBGMがどんだけ認知されているんだと言うほどに乱用されている。
ケンジ「来週の火曜の夜、二人で指輪見に行くの、きまりね? 決まりね!」
シロさん「…はい」
BGM:オーレィ!
指輪で悩むケンジに対する、宝飾店の店員さんが最高の演技でした。
ケンジ「この時間を楽しまなくて、いつ楽しむの? ねぇ?」
店員「えぇ!」
すばらしい!
そしてこの時に判明する二人の指のサイズですよ。
店員「お連れ様は14号ですね?」
指細すぎじゃね? だとしたら、料理を作っている人(の手)、もう少し手を選ぶべきじゃね? 個人の意見として、マジシャンの手とかを気にするので、一番気を遣ってほしいところなんだけど。手フェチとしましては、かなりシロさん料理場面の手に注目しているのです。
場面はぐっと変わり、
シロさん「は! 米がない! 俺としたことが!」
…そんなことあるかな? 日常料理をしている人にはあり得ないミスを見せるシーン。これだ、コントっぽいの!
前に、コメントで「西島さんの縁起が…」というのをいただいたのですが、コレだよ、コント感。とひさびさにドラマの都合脚本を感じてしまいました。
ともあれ、本日もパスタです。オシャレ好きのケンジはミネストローネとの組み合わせにテンションは上がります。
内野さんって、仕草とかむちゃくちゃケンジというか乙女だし、コメントも全然女子なのに、なぜか食べ方だけ男子なんですよね。そのギャップにちょっと笑えたりします。
食事の途中で、
シロさん「あ、そうだ。はいコレ」
急にぶっきらぼうを出してくるシロさんもすごいです。あんなにさりげないプロポーズしたのに? 脚本よぉ! 原作に寄せるんだったら、この両極端を何とかしろ。
ケンジ「ダメ! ダメだよシロさん!」
ともあれ、内野さんの演技力にカバーされました。ネットでも話題となるステキなシーンでしたね。ケンジのお気に入りカーディガンも可愛さ演出でした。
呆れてケンジを見ていたシロさん。
シロさん「勝手にやってくれ」
ケンジ「えー、何それ。じゃあ勝手にやる!」
シロさん「わかった、やるから!」
実際はここで場面変わりますが、どうやったのか実は気になっています。やるからといったシロさんが何をやったのかが気になるんですけども?
ぽうっと薬指にはまる指輪をみつめるケンジは、ホントに女性。思い切った買い物という事で話をそらすシロさんに、今度はケンジからのプロポーズです。
ケンジ「シロさん、大事にするよ…大事にする」
ここ、どちらにも寄って行かないで二人を録っているところがすごく好きな演出です。スタッフ、判ってる。間とかも判ってる!
昨晩の幸福から覚めてないような顔で指輪を見つめてリビングに行くと、出勤前のシロさんの指にはそれがない!
問い詰めるケンジですが、原則、二人とも指輪をすることはできないのです。
原作でもこの後、シロさんが指輪をつけるシーンはなく、ケンジのみジルベール航と張り合う時にはここぞとばかりに付けてます。しかし小日向さんなら望めばもっと高級な物を航にほいほいプレゼントしそうだから、その勝負には手を出さない方がいいよ、ケンジ。
【再現されていなくて残念だったコマ】
- 今回、ほとんどのコマが忠実に再現されていたので、ありませんでした。
【ドラマにあって良かったシーン】